価数クォーク琥珀の海
Subatomic

価数クォーク琥珀の海

視界いっぱいに、深紅・濃い青・黄緑に燃える三つの発光点が漂い、その間を極細の光る束が結んで、絶えず形を変える三角の結び目をつくっています。周囲は液体でも気体でもない金色の半透明な場で、内部から自ら光を放ち、補色どうしの微小な閃光があちこちで生まれてはすぐに消え、粒子と反粒子の生成・消滅を思わせます。境界も地平もない暖かな琥珀色の霧の中では、見る者はプロトン内部の強い相互作用に満ちた量子の海へ沈み込み、空間そのものがふるえながら息づいているように感じられます。

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